作品一覧
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一つ目小僧 ミニトレイ
通常価格 ¥21,000(税込)通常価格単価 / あたり -
アマビエ ミニトレイ
通常価格 ¥21,000(税込)通常価格単価 / あたり -
ギターおばけ ミニトレイ
通常価格 ¥21,000(税込)通常価格単価 / あたり -
一つ目妖怪姫 ペンダント
通常価格 ¥15,000(税込)通常価格単価 / あたり -
一つ目小僧 ペンダント
通常価格 ¥15,000(税込)通常価格単価 / あたり -
傘おばけ ペンダント
通常価格 ¥15,000(税込)通常価格単価 / あたり -
アマビエ ペンダント
通常価格 ¥15,000(税込)通常価格単価 / あたり
アーティスト紹介
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矢野 徹志
アーティスト/里山人 矢野 徹志 里山の素朴な風情を伝える、ぬくもりあふれる作品 愛媛県砥部町は250年近い歴史を持つ焼き物の産地です。古くから砥石の産地だったこの地では、砥石層を再利用することから焼き物の生産が始まったといわれています。 いくつもの小さな窯が点在するこの町に「ミュゼ里山房」というギャラリー兼アトリエを開き、器作りをされている人が里山人こと矢野徹志さんです。 矢野さんは大学で油絵を専攻。洋画家としてスタートし、高校の美術教師、県美術館の学芸員として美術の道を歩み、ヨーロッパ美術館巡りの旅を主催する傍ら、町づくり運動に参加するなど、多彩な活動にたずさわってきました。 50数年前に砥部の町に出会ってその素朴な風景に魅かれ、洋画から転身して墨彩画と器の製作を始めました。墨彩画とは、和紙に墨の濃淡で描いた景色に、絵の具で彩を加えた柔らかいタッチの絵画です。 春先は桜やあけび、梅雨から初夏にかけては紫陽花、どくだみ、秋口は風船かずら、冬は椿と、四季折々に移ろいをみせる果の風景や、野山の草花の奥ゆかしい風合いをやさしく表現しています。 そんな製彩画の柔らかい作風をそのままに残した矢野さんの作品は、砥部独特のぼってりとした生地に、藍の染付けで手描きしたもの。 「砥部の土は、ほってりとした温かみと、手作りの感性を伝えてくれるやさしさがある。」と矢野さんは言います。 砥部の白磁に染付けの柔らかい青、里山の素朴な風景が溶け合った器からは、ふるさとを思い出すような懐かしいぬくもりが表現されています。 矢野徹志の作品一覧へ ミュゼ里山房 ギャラリー・アトリエ・カフェ 「ミュゼ里山房」は、多くの小さな窯が点在する町に位置するギャラリー兼アトリエです。ここは矢野 徹志(里山人)さんが運営し、器作りを行っている場所です。 多彩な陶器が展示されており、訪れる人々に砥部焼や陶芸の魅力をより深く伝える場となっています。 美しい自然に囲まれたこの工房は、芸術と自然が調和する癒しの空間としても魅力的です。
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ハルキ
イラストレーター ハルキ 人と動物が育む生活デザイン 東京都在住。フリーランス・イラストレーター。 普段は「人と動物が育む生活デザイン」をテーマに活動している。 小さい頃から絵を描くことが好きだったが、本格的に学び始めたのは美大受験のための美術予備校に通い始めた高校二年の春。 そこから、デッサンや色彩構成など、美術の基礎・デザインの基礎を身に着ける。 2023年、フリーランスとして活動し始める。 もともと動物と触れ合うのが好きで、一般的に触れ合える動物から、普通であれば触れ合えないであろう動物と人との日常を描き始める。 活動を通して、「動物の表情が豊かで面白い」「色彩がきれい」「見てて、心が穏やかになる」など、様々な人に認知してもらえるようになる。 そこから、絵本の作画、PR広告など、仕事としても形になるようになる。 わたしと浮世絵との出会いは、月岡芳年『大日本名将鑑 足利義満公』の作品を見た時だった。 高校生の時に初めて目にし、わたしは、その繊細な描写と、それとは対照的なインパクトのある色味に衝撃を受けた。 そこから、浮世絵の虜になった。葛飾北斎の空間の捉え方、歌川国芳のアイディア力とそれを「面白い」と誰にでも思わせる描き方、そして、月岡芳年の大胆な色の構成。その他にも、浮世絵は古くからの伝承や、英雄伝、身近な出来事まで、ジャンルも様々だ。 その中でも、今回わたしは「妖怪」をテーマに選んだ。 過去の浮世絵師たちもほとんどの人間がこのジャンルを通ってきたのではないだろうか。 そんな偉大な先人たちの表現を参考にし、わたしなりのやり方で世界観を作り上げてみた。あなたの心の琴線に少しでも触れられれば幸いである。 ハルキの作品一覧へ
和文化メディア
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日本の伝統工芸 金工の歴史と技術を学ぶ!④
金工品のメンテナンスと保管方法 金工品は、手間暇かけて作られた芸術品や日用品であり、その美しさを長く保つためには適切なメンテナンスと保管が必要です。金属は時間の経過とともに酸化や汚れによって劣化することがありますが、正しい方法で手入れを行えば、その輝きを長く維持することができます。実際に金工品を購入された場合には、商品ごとに製造元や販売元に適切な管理方法を確認することをお勧めします。 金工品を長持ちさせるためのメンテナンス方法 金(ゴールド)や銀(シルバー)のメンテナンス 金は錆びにくい金属ですが、使用していると汚れや手の油などが表面に残り、輝きが失われることがあります。 金工の未来:伝統と現代デザインの融合 金工は、古くから伝統工芸としての価値を持ちながらも、時代に応じて進化してきました。今日は、伝統的な技術が新たなデザインやアートと融合し、金工の可能性はますます広がっています。現代アートやデザインと結びつけることで、金工は新しい価値を生み出し続けています。 伝統技術と現代アートのコラボレーション 近年、伝統的な金工技術が現代アートと結びつくことで、独自の表現が生まれています。 金工の新しい可能性を探るデザイナーたち 新しい世代のデザイナーたちは、伝統的な金工技術を学びつつ、革新的なアプローチを取り入れ、金工の未来を切り開いています。
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日本の伝統工芸 金工の歴史と技術を学ぶ!③
金工の技術と種類:初心者におすすめの技法 金工は非常に高度な技術を要する分野ですが、初心者でも学べる基本的な技法が存在します。金属の扱いに慣れるためには、まず基本的な技術を習得することが大切です。ここでは、初心者におすすめの技法や使用される素材、道具について紹介します。 初心者でも学べる金工の基本技法 金工の世界に足を踏み入れる初心者でも取り組みやすい基本的な技法として、次の3つが挙げられます。 切削(せっさく) 切削は、金属をノコギリやヤスリを使って切断したり形を整えたりする技法です。比較的簡単に始められるため、金属加工の基礎を学ぶには最適です。 彫金(ちょうきん) 彫金は、金属の表面に模様やデザインを刻む技法です。 鍛造(たんぞう) 鍛造は、金属を熱してハンマーで叩き、形を整える技法です。 金工でよく使われる素材と道具 金工にはさまざまな金属や素材が使われます。作品の目的やデザインによって、適切な素材を選び、道具を使いこなすことが重要です。以下は、金工でよく使用される素材と道具です。 金属: 金、銀、銅、鉄、真鍮(しんちゅう)などの金属は、金工の主要な素材です。 ハンマー: 鍛造や彫金に欠かせない道具です。 ノコギリとヤスリ: 金属を切断するために使うノコギリや、細部を仕上げるためのヤスリも重要な道具です。 バーナー: 金属を加熱し、柔らかくして形を整えたり接合したりするためにバーナーが使われます。 鏨(たがね): 象嵌や彫金に使用される「鏨(たがね)」は、金属を彫ったり、模様を刻んだりするための専用工具です。 金属の種類とその特性 金工では、さまざまな金属が使用され、それぞれ異なる特性を持っています。以下に、代表的な金属とその特徴を紹介します。 金(ゴールド): 柔らかく加工しやすい金属で、錆びにくく、美しい光沢を持ちます。 銀(シルバー): 柔らかく、加工しやすいが、酸化して黒ずむことがあるためメンテナンスが必要です。 銅(カッパー): 柔らかく、熱伝導率が高いため、鍛造や鋳金に適しています。...
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日本の伝統工芸 金工の歴史と技術を学ぶ!②
金工の歴史とその魅力 日本の金工の歴史は非常に古く、紀元前の時代から存在していました。金工は金属を加工して道具や装飾品を作る技術として、さまざまな時代において発展し、職人たちによって受け継がれてきました。各時代において、社会的な要因や美的な価値観によって金工の技術や表現方法が変化し、時代ごとに独自の進化を遂げてきました。 古代から現代までの金工の発展 金工の発展は、日本の歴史に密接に結びついています。古代日本では、主に祭祀や儀式に使用される道具や装飾品として金属が使われていました。特に、銅鏡や鉄製の武器が有名です。奈良時代には仏教の影響を受け、寺院の仏具や金属製の彫刻が数多く作られるようになり、技術はさらに向上しました。 平安時代から室町時代にかけては、武士の時代が到来し、刀剣や甲冑といった武具の製造が金工の主流となります。特に日本刀の鍛造技術が発達し、職人たちが高度な技術を駆使して美しい刀を作り上げました。 江戸時代には、平和な時代が続き、戦闘用具よりも装飾品や日常品の製作が盛んになりました。この時代、金工の技術はさらなる洗練を遂げ、繊細な彫金や象嵌技術が発達し、美術的価値が高い作品が数多く生まれました。 日本独自の金工技術が生まれた背景 日本の金工技術が独自に発展した背景には、地理的な要因と文化的な要因が深く関係しています。まず、日本は古くから豊富な金属資源を持っており、特に鉄や銅、銀、金などが多く産出されていました。これにより、金属を用いた工芸品や道具の製作が他国よりも早くから発展しました。 また、仏教や武士文化の影響も大きく、仏具や刀剣など、宗教的、武家的価値観に基づく作品が生まれました。 各時代の代表的な金工品 古代(弥生時代〜奈良時代): 古代には、主に銅鏡や鉄製の武器、青銅器が金工の代表的な作品として知られています。特に銅鏡は、祭祀や儀式において重要な役割を果たし、豪族たちの権威の象徴として使われました。 平安時代〜室町時代: この時代の代表作としては、日本刀が挙げられます。特に、平安時代には美しい曲線を持つ太刀が作られ、室町時代には打刀や脇差が普及しました。 江戸時代: 江戸時代には、装飾品や日用品の製作が盛んになりました。特に、印籠や根付、刀の鍔(つば)などの小型の工芸品には、象嵌や彫金が施され、美術的価値の高い作品が多く作られました。
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日本の伝統工芸 金工の歴史と技術を学ぶ!①
日本伝統工芸展に行ってきました。今回の特賞は金工の作品でした。初めて見る金工品に魅了され、その繊細さや技術に圧倒されました。この記事では、そんな金工について簡単に概要をご紹介しようと思います。金工の歴史や技術をなるべくシンプルにお伝えしますので、ぜひお読みください。 日本の伝統工芸 金工とは? 日本の金工は、金属を使った工芸の一分野であり、古代から受け継がれた技術を駆使して、美しい装飾品や工芸品を製作する伝統的な技法です。金属を巧みに加工し、彫刻や細工を施すことで、多様な作品を生み出します。この分野は、金属の特性を活かしながら、デザイン性と機能性を兼ね備えた作品が多く、日本国内外で高い評価を受けています。 金工の基本的な定義 金工は、金属を材料として使用し、鍛造、鋳造、彫刻、象嵌などの技法を用いて装飾や道具、彫像などを制作する技術です。金工の技術は多岐にわたりますが、主に以下の3つの技法が基本的な要素となります。 鋳金(ちゅうきん) 鋳金は、金属を溶かして型に流し込むことで製品を作る技法です。古代から続く伝統的な手法であり、主に大きな工芸品や彫像などに使われます。細かなディテールを持つ複雑な形状の作品を作り出すことができるのが特徴です。 代表作: フランスの「自由の女神像」は、この鋳金技法を使って製作されました。 鍛金(たんきん) 鍛金は、金属を叩いて形を整える技術で、金属板をハンマーで打ち鍛え、薄い板状から様々な形を作り上げます。特に器や武器、装飾品に多く用いられ、強さと繊細さを兼ね備えた作品が生まれます。 代表作: 日本の「日本刀」は、鍛金技術を使って作られた代表的な作品です。 彫金(ちょうきん) 彫金は、金属の表面を彫ることで模様やデザインを施す技術です。非常に細かな装飾を可能にし、特にジュエリーや小物類で使われます。彫金の技法の一種に「象嵌(ぞうがん)」という特別な技術があります。象嵌は、異なる金属を彫った凹凸に埋め込み、複雑で美しい模様を作り上げる高度な技法です。 代表作: ロシアの「ファベルジェの卵」や、韓国の「高麗青磁象嵌」は彫金技法を駆使して製作された有名な作品です。 他の伝統工芸との違い 金工は、陶芸や木工など他の伝統工芸と異なり、金属という素材を扱う点が大きな特徴です。金属の加工には高温の炉や専用の工具が必要であり、また技術的な難易度も高いです。例えば、陶芸は土を成形して焼き固める工程を経る一方で、金工では金属の物理的性質を変化させながら形を作り上げます。この点で、金工はより技術的な精度と職人のスキルが要求される工芸の一分野と言えるでしょう。
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ゲゲゲの鬼太郎と妖怪にふれあう旅③「ゲゲゲの鬼太郎」
日本の妖怪文化の聖地といえば鳥取県境港市です。この地は、水木しげるという天才漫画家が生まれ育ち、『ゲゲゲの鬼太郎』という一大妖怪作品が生まれた場所でもあります。筆者は、境港市に実際に足を運び、現地で感じた『ゲゲゲの鬼太郎』の真髄に迫ります。 水木しげるロードとゲゲゲの鬼太郎 境港市に到着すると、街全体が『ゲゲゲの鬼太郎』の世界に染まっていることに驚かされました。水木しげるロードは、ただの観光地ではありません。ここを歩くことで、水木しげるさんが創り出した妖怪たちの世界を身近に感じることができると同時に、彼の作品が持つ深いメッセージにも触れることができます。境港市という地元とゲゲゲの鬼太郎が一体となって作り上げたこのロードは、日本の妖怪文化を体感し、理解を深めるための貴重な場所です。妖怪たちが待ち受ける水木しげるロードで、あなたもその魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。 ゲゲゲの鬼太郎という作品に込められた社会批判 『ゲゲゲの鬼太郎』は、多くの人々に親しまれるエンターテインメントである一方で、実は強烈な社会批判を含んでいます。水木しげるさんが描いた妖怪たちは、単なる架空の存在ではなく、人間社会の矛盾や問題点を浮き彫りにするためのツールでもあります。たとえば、ねずみ男はそのずる賢さと強欲さで知られていますが、彼はただの悪役ではありません。彼は、人間社会に蔓延る自己中心的な行動や腐敗を象徴しており、その存在自体が人間社会の暗部を暴くものです。そして、鬼太郎はそんなねずみ男や他の妖怪たちと対峙しつつ、時には共存を模索する姿が描かれます。これは、水木しげるが人間の愚かさと、それでも共に生きていくための方法を探っていた証拠でもあります。 ゲゲゲの鬼太郎に登場する妖怪に込められた意味 境港市で現地の人々と話をする中で、印象的だったのは、妖怪たちが現代社会においても重要な意味を持っているということでした。『ゲゲゲの鬼太郎』は、過去のものではなく、現代の問題をも反映する作品です。例えば、環境破壊や過剰な経済主義は、水木しげるさんが生きた時代から現在まで変わらず続いている問題であり、それらを暗に批判するかのように、妖怪たちが物語の中で登場します。鬼太郎たちは、現代においてもなお「異質」な存在として描かれます。しかし、その異質さこそが、現代社会の中で何が見過ごされているのか、何が変わらなければならないのかを浮き彫りにしているのです。水木しげるは、妖怪を通じて現代社会に対する鋭い批評を続けています。 境港市での体験を通して 境港市で感じたことは、『ゲゲゲの鬼太郎』が単なる娯楽作品にとどまらないということです。この作品には、今もなお続く社会の問題に対する警鐘が鳴らされています。そして、水木しげるさんがこの地で培った妖怪に対する視点は、私たちが現代社会をどう見つめ、どう生きるべきかを考えさせてくれます。私は今回の取材で著者の人間の本質とゲゲゲの鬼太郎という作品に込められた本当の意味の一旦に触れることが出来たと感じています。同時に、日本の妖怪に魅了された2日間でした。 【執筆者:K.A】