ーティスト紹介

矢野 徹志

矢野 徹志

アーティスト/里山人 矢野 徹志 里山の素朴な風情を伝える、ぬくもりあふれる作品 愛媛県砥部町は250年近い歴史を持つ焼き物の産地です。古くから砥石の産地だったこの地では、砥石層を再利用することから焼き物の生産が始まったといわれています。 いくつもの小さな窯が点在するこの町に「ミュゼ里山房」というギャラリー兼アトリエを開き、器作りをされている人が里山人こと矢野徹志さんです。 矢野さんは大学で油絵を専攻。洋画家としてスタートし、高校の美術教師、県美術館の学芸員として美術の道を歩み、ヨーロッパ美術館巡りの旅を主催する傍ら、町づくり運動に参加するなど、多彩な活動にたずさわってきました。 50数年前に砥部の町に出会ってその素朴な風景に魅かれ、洋画から転身して墨彩画と器の製作を始めました。墨彩画とは、和紙に墨の濃淡で描いた景色に、絵の具で彩を加えた柔らかいタッチの絵画です。 春先は桜やあけび、梅雨から初夏にかけては紫陽花、どくだみ、秋口は風船かずら、冬は椿と、四季折々に移ろいをみせる果の風景や、野山の草花の奥ゆかしい風合いをやさしく表現しています。 そんな製彩画の柔らかい作風をそのままに残した矢野さんの作品は、砥部独特のぼってりとした生地に、藍の染付けで手描きしたもの。 「砥部の土は、ほってりとした温かみと、手作りの感性を伝えてくれるやさしさがある。」と矢野さんは言います。 砥部の白磁に染付けの柔らかい青、里山の素朴な風景が溶け合った器からは、ふるさとを思い出すような懐かしいぬくもりが表現されています。    矢野徹志の作品一覧へ  ミュゼ里山房 ギャラリー・アトリエ・カフェ 「ミュゼ里山房」は、多くの小さな窯が点在する町に位置するギャラリー兼アトリエです。ここは矢野 徹志(里山人)さんが運営し、器作りを行っている場所です。 多彩な陶器が展示されており、訪れる人々に砥部焼や陶芸の魅力をより深く伝える場となっています。 美しい自然に囲まれたこの工房は、芸術と自然が調和する癒しの空間としても魅力的です。

里山人

矢野 徹志

tesshi yano

ハルキ

ハルキ

イラストレーター ハルキ 人と動物が育む生活デザイン 東京都在住。フリーランス・イラストレーター。 普段は「人と動物が育む生活デザイン」をテーマに活動している。 小さい頃から絵を描くことが好きだったが、本格的に学び始めたのは美大受験のための美術予備校に通い始めた高校二年の春。 そこから、デッサンや色彩構成など、美術の基礎・デザインの基礎を身に着ける。 2023年、フリーランスとして活動し始める。 もともと動物と触れ合うのが好きで、一般的に触れ合える動物から、普通であれば触れ合えないであろう動物と人との日常を描き始める。 活動を通して、「動物の表情が豊かで面白い」「色彩がきれい」「見てて、心が穏やかになる」など、様々な人に認知してもらえるようになる。 そこから、絵本の作画、PR広告など、仕事としても形になるようになる。 わたしと浮世絵との出会いは、月岡芳年『大日本名将鑑 足利義満公』の作品を見た時だった。 高校生の時に初めて目にし、わたしは、その繊細な描写と、それとは対照的なインパクトのある色味に衝撃を受けた。 そこから、浮世絵の虜になった。葛飾北斎の空間の捉え方、歌川国芳のアイディア力とそれを「面白い」と誰にでも思わせる描き方、そして、月岡芳年の大胆な色の構成。その他にも、浮世絵は古くからの伝承や、英雄伝、身近な出来事まで、ジャンルも様々だ。 その中でも、今回わたしは「妖怪」をテーマに選んだ。 過去の浮世絵師たちもほとんどの人間がこのジャンルを通ってきたのではないだろうか。 そんな偉大な先人たちの表現を参考にし、わたしなりのやり方で世界観を作り上げてみた。あなたの心の琴線に少しでも触れられれば幸いである。   ハルキの作品一覧へ 

イラストレーター

ハルキ

Haruki